2006年度第2回研究会
ミクロネシア(旧南洋群島)における「農場移民」の歴史人類学的研究
――八丈島の事例を中心として

對馬 秀子 さん(東洋大学 社会学研究科研究生)

□ 日時 2006年5月22日(月) 18:10〜19:40
□ 場所 東洋大学白山校舎 5304教室

□ 要旨 日本は、1914年10月、それまでドイツ領であったミクロネシアを無血占領して以降、敗戦に至るまでの約30年間を植民地として支配下におき、多くの移民をこの地に送り出した。特に北マリアナ諸島は、南洋興発が製糖業に成功し、沖縄をはじめとして多くの農場移民を受け入れた。八丈島からは、1917年にサイパンに渡ったのが最初とされている。報告者は、これまでに八丈島から南洋への移民が、小笠原諸島や大東島の開拓との関係や、その移動が世代を経て行われてきたことを明らかにしてきた。
 本報告は、移民当時子どもだった世代の聞き取りから、移民における親族ネットワークについて検討したい。

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