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  2022年度第4回白山人類学研究会(オンライン開催)

コンヴィヴィアル・インフラストラクチャー
グローバルサウス都市における共生と自立の様態



西尾 善太(立命館大学大学院先端総合学術研究科・客員協力研究員(PD))

□日時:2022年10月17日(月)18:15〜 (オンライン開催)

 今回もWebex meetingsを利用してオンラインで開催します。
 参加ご希望の方は以下のフォームからご登録ください。
 アクセス用のリンクについては、例会前日までにご連絡差し上げます。
 https://forms.gle/mdNn3uWb1DzVHeLe6
 開始の5〜10分前にログインしてください。


□要旨

 本発表は、都市を分断する装置としてのインフラでも、極度な相互依存によって可能になるインフラでもない、共生だけでなく個人の自立をも可能にするインフラの様態をマニラ首都圏のジープニー(小型路線バス)から捉える。インフラストラクチャーに関する研究群のなかでも、本発表は主に二つの潮流に着目する。第一の研究群では、安定した制度化された装置としてのインフラに着目し、新自由主義に伴う民営化による変容を批判的に検討してきた。主にグローバルサウス都市を扱う第二の研究群では、公的インフラの排他性や破れを前提としつつ、相互依存的社会関係が不十分なインフラを補完し、生存を支えるインフラになる存在様式を論じてきた。後者は前者の批判の軸となる議論であり、西洋的なインフラと異なる在り方を捉えている。しかし、相互依存性の過度な強調は、政府による積極的放置を持続させ、インフラに内在する暴力や搾取を等閑視する問題を抱えている。人々の相互依存性や日常実践がインフラの一部に埋め込まれる際、個々人の存在は道具化され、かれらの自由や自立は阻害される。後者の抱える問題に対し、本発表では、自立共生を意味するコンヴィヴィアルな性質からマニラ首都圏のインフラを検討することで、極度な相互依存に取り込まれず、自立をも可能にするインフラを論じる。


白山人類学研究会世話人
代表:長津一史
運営委員: 左地亮子 ゴロウィナ・クセーニヤ 山田香織 
波佐間逸博 田所聖志
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