2009年度第4回研究会
国際結婚女性の適応様相についての考察

アジア文化研究所プロジェクト「境域アジアのトランスナショナル・コミュニティ―:地域間比較研究の定礎に向けて」(代表:松本誠一)との共催

キム・ミヨン(金美榮)さん(国立韓国国学振興院・責任研究委員、同附属「韓国儒教文化博物館」展示企画室長)

□ 日時 2009年10月19日(月) 18:10〜19:40
□ 場所 東洋大学白山校舎 5302教室

□ 要旨
  本研究は国際結婚によって安東地域に定着した外国人女性たちが日常生活において適応していく過程を考察したものである。つまり、日常生活において外国人女性たちが経験する葛藤はなんであろうか、この葛藤をいかなる方法で乗り越えているのか、という問題を深層的に分析する予定である。

□ 発表者プロフィール
 韓国の儒教文化中心地、安東出身。安東大学民俗学科、仁荷大学大学院修士課程、東洋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士課程在学中に高橋統一教授指導の下、鳥羽調査。韓国南海岸の中央部、サチョン(「サンズイに四」川)村落の社会人類学的調査を行い、学位論文とする。韓国では日本の民俗学研究の紹介、日本社会文化の紹介に努めるとともに、韓国の民俗学・社会人類学的研究を展開。とくに、安東地方の同姓村落を対象とした悉皆調査は注目される。著書の一部に、『日本の家と村の民俗』2002(韓国語)韓国:民俗苑、『儒教文化と女性』2004(韓国語)韓国:サルリム出版社、『家族と親族の民俗学』2008(韓国語)韓国:民俗苑、共著『韓国の宗教と祖先祭祀』2008、岩田書院などがある。

なお、本定例会に関連しまして、10月17日(土)に開催された、東洋大学アジア文化研究所国際シンポジウム「アジアにおける農村社会の変容〜環境・格差・貧困〜」"The Transfiguration of the Rural Societies: Environment, Income gap and Poverty"のパンフレットを添付いたします。クリック!

白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 植野 弘子 長津 一史 山本 須美子
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