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2010年度第6回研究会 |
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「民藝」のものづくりを巡る物質文化論的考察
陳景揚 さん(東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学コース)D4)
□ 日時 2010年12月20日(月) 18:10〜20:00
□ 場所 東洋大学白山校舎 5401教室
□ 要旨
「民藝の里」と呼ばれている益子焼の産地=栃木県益子の窯業は、特に、1930年代から民藝運動のリーダーの一人・陶芸家濱田庄司の益子への移住、また、1970年代からガス窯、電動轆轤の導入及び原料調達システムの革新、外来陶芸作家の増加などの動きと連動するかたちで、従来の生産体制や製品のパターンに多様なバリエーションが現れていた。本発表は、地元の素材や伝統的な技法にこだわる作り手(職人、作家)の状況を中心にして、彼らが美的表現を含む品質・コストに配慮しつつ、素材・技法を選択する理由、また、素材・技術への考え方について記述・分析する上で、民藝運動家たちの主張を産地の作り手がどのように受け入れてきたかを解明することを目指す。
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白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 植野 弘子 長津 一史 山本 須美子
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