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2010年度第7回研究会 |
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競技化による運動認識の鋳型化と技術革新
石井隆憲 さん(東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科)
□ 日時 2011年1月17日(月) 18:10〜20:00
□ 場所 東洋大学白山校舎 5401教室
□ 要旨
本報告が対象とする「チンロン」とは、日本の蹴鞠をイメージさせるミャンマーの伝統スポーツのことである。現在、競技としてのチンロンは、伝統的であると考えられている動き方とフォームを重視しながら、高度な運動技術が要求される伝統スポーツとなっている。こうした背景には1953年に全国統一された競技規則が大きく影響しており、それがチンロンに対する伝統的認識を再構築してきた。そこで、今回の報告では、この競技規則の成立によって伝統美(動き方・フォーム)に対する画一化が促進される経緯と、このことがチンロンのスポーツ技術の開発を方向付けていくこととの関係性を検討しながら、伝統的な運動認識が生み出されていくことについて考えていく。また、こうした現象を調査者が理解していくにあたり、現象学的なスポーツ人類学研究とはなにかについても意見交換したい。
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白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 植野 弘子 長津 一史 山本 須美子
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