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2012年度第1回研究会 |
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現代の「米国先住民」という枠組み 保留地および都市先住民のコミュニティーの比較による一考察
水谷 裕佳さん(東洋大学社会学部)
□日時 4月23日(月)18時10分〜
□場所 東洋大学白山キャンパス 5403教室
□要旨
現在の米国領土内に居住する先住民の社会は、極めて多様で複雑である。本発表では、発表者が長く調査対象としているアリゾナ州のパスクア・ヤキ・トライブと、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊の都市先住民コミュニティーを具体的な例として取り上げる。前者の社会はトライブ政府と保留地を基盤とし、後者の社会は非営利団体とコミュニティーセンターを基盤として機能している。さらに、前者に帰属する人々は同一の先住民文化を共有しているが、後者は多様な先住民族に属する人々によって構成されている。つまり、彼らは外部の者によって一括りに「米国先住民」と表現されているものの、実際にはその組織や社会が大きく異なっている。このような状況の中で、例えば米国政府による先住民政策や、研究者による先住民研究の文脈において、彼らをどこまで「米国先住民」という同一の集団として捉えることが可能であり、あるいは不可能であるのか、本発表では議論することを試みる。
※終了後、白山近隣で懇親会を予定しております。
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