2013年度第4回白山人類学研究会
現代のバリ島観光における「環境」と「文化」の接続
―ウィスヌ財団の村落エコ・ツーリズム・プロジェクトを手がかりに

岩原紘伊さん(東京大学大学院博士課程)

□日時 10月21日(月)18時10分〜
□場所 東洋大学白山キャンパス 8305教室
       (地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
       http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html        
□要旨
1998年にスハルト体制が崩壊して以来、バリ島観光を取り巻く状況は政策的にも社会的にも変化しつつあり、持続可能な観光の実現が頻繁に議論の俎上にあがるようになっている。とりわけ2002年と2005年の爆破テロ事件後の観光産業の落ち込みは、バリの人びとに観光産業の脆弱性を強く印象付けることとなり、観光とバリ社会の関係性の再考を促すこととなった。今日、特に観光に関心を寄せる知識人やNGOは、グローバルなレベルで推進が目指されている「持続可能な観光(sustainable tourism)」、「責任ある観光(responsible tourism)」といった概念を積極的に取り入れ、新しい観光概念を提起することを目指して活動している。そこで、本発表では、ウィスヌ財団の村落エコ・ツーリズム・プロジェクトを手がかりに、現代バリ観光をめぐる動向の中で、「環境」と「文化」がどのように結びついているのかを明らかにする。

※終了後、白山近隣で懇親会を予定しております。



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