第9回白山人類学研究フォーラム
インドネシアにおける消費様式の変化と地方中間層の動態

□日時 2016年11月19日(土)13:00〜17:30
□場所 東洋大学白山キャンパス 8502教室(8号館5階)
       (地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
       http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html        

□趣旨
 本フォーラムは、インドネシアの中間層というテーマを、ジャカルタを筆頭とした大都市ではなく、地方都市や農村から検討する試みである。中間層をめぐる社会経済的な背景がつねに変化しているようすを描写し、従来おもにジャカルタ首都圏の事例をもって生活様式として観察されてきた中間層の像や概念がインドネシアの他地域にも当てはまるのかどうかを検証する。その際、(1) 消費様式が変化する様相や速度(中央 / 都市が経験中の急速な変化のほか、地方 / 農村での経済成長の遅れ、中央 / 都市とのギャップ、旧来型の消費様式や生活様式への拘泥など)と (2) 地方(⇔中央 / 首都ジャカルタ)、ジャワ島外(⇔ジャワ島)、村落部(⇔都市部)における消費様式と中間層という2点に留意して、現代インドネシアの社会経済の動態に迫る。

□プログラム

13:00-13:10 趣旨説明(間瀬朋子)

13:10-13:50 発表 (1) 間瀬朋子(東洋大学)
「消費現場の変容: ジョグジャカルタ特別州スレマン県の学生街における大学生の消費 様式と“インフォーマル・セクター”の商売様式から」

13:50-14:30 発表 (2) 合地幸子(東京外国語大学博士後期課程)
「ジョグジャカルタ特別州の中間層にみる健康と消費: 保健医療サービスの外側で」

14:30-14:45 休憩

14:45-15:25 発表 (3) 森田良成(大阪大学大学院人間科学研究科・特任研究員)
「携帯電話の普及と利用状況にみるインドネシアの地方農村部の現在: 東ヌサ・トゥンガラ州西ティモールを事例に」

15:25-16:05 発表 (4) 金子正徳(東洋大学アジア文化研究所客員研究員)
「インドネシア共和国ランプン州の生活用品調査に基づくライフス タイルの変化」

16:05-16:15 休憩

16:15-16:45 コメント 新井健一郎(亜細亜大学)

16:45-17:30 ディスカッション







白山人類学研究会世話人
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運営委員: 植野 弘子 長津 一史 山本 須美子
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