第10回白山人類学研究フォーラム
モノと人の移動にみる帝国日本−記憶・近代・境域


□日時 2017年11月11日(土)13:00〜18:10
□場所 東洋大学白山キャンパス 第3会議室(6号館1階)
       (地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
       http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html        
□趣旨
 日本が「帝国」であった時代、日本と植民地となった地域の間で、また植民地と植民地の間で、帝国の支配がなされているがゆえの、それまでにないモノと人の移動がなされた。こうした移動に伴い、いかなる他者像が生み出され、それは現在の我々の他者へのイメージといかにつながっているか。この課題に対して、特に、記憶の構築、近代への評価、さらに境域における特性に注目して、論議を行う。

□プログラム
13:00〜13:10 「趣旨説明」   植野弘子(東洋大学)
13:10〜13:55 「近代建築物にみる沖縄の「近代化」認識に関する一試論」
   報 告 者  :上水流久彦(県立広島大学)
   コメンテーター:泉水英計(神奈川大学)
13:55〜14:40 「交錯する記憶――朝鮮半島をめぐる植民という日常」
   報 告 者  :鈴木文子(佛教大学)
   コメンテーター:三尾裕子(慶應義塾大学)
14:50〜15:35 「沖縄県の台湾系住民をめぐる記憶の連続・断裂・散在
――宮古地方と八重山地方を比較して」
   報 告 者  :松田良孝(フリー・ジャーナリスト)
   コメンテーター:笠原政治(横浜国立大学)
15:35〜16:20 「国際交流事業における在日コリアンの参与
――対馬と下関の朝鮮通信使再現行列を中心に」
   報 告 者  :中村八重(韓国外国語大学)
   コメンテーター:井出弘毅(東洋大学)
16:30〜17:15 「パイン産業にみる旧日本帝国圏を越える移動
――ハワイ・台湾・沖縄を中心に」
   報 告 者  :八尾祥平(神奈川大学)
   コメンテーター:箕曲在弘(東洋大学)
17:20〜18:10 総合討論





白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 植野 弘子 長津 一史 山本 須美子
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