2018年度第2回白山人類学研究会
ブギス社会における性とトランスジェンダー――ビッスとチャラバイ

伊藤眞さん(首都大学東京名誉教授)

□日時 2018年5月28日(月)18:15〜
□場所 東洋大学白山キャンパス 8305教室
       (地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
       http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html        
□要旨
 南スラウェシのブギス人は、一般に、イスラーム信仰に篤い人々として知られるとともに、伝統的信仰と慣習を堅持していることでも知られる。そうした多様性を内包した信仰のあり方を、仮に「ブギス教」と呼ぶならば、そうしたブギス教の中心にあったのが「ビッス」と呼ばれる、しばしば宗教的両性具有として特徴づけられてきた儀礼祭司であった。今日、ビッスは、いくたびかの政治的変遷の中で、その社会的役割を大きく変えつつある。彼らに今日、期待される役割とはどのようなものなのか。それについて、ブギス社会におけるトランスジェンダーである「チャラバイ」との対比の中で考えてみたい。







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