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2018年度第4回白山人類学研究会 |
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日本におけるロシア人の住まい――モノを語る、モノが語る
ゴロウィナ・クセーニヤさん(首都大学東京大学院博士後期課程)
□日時 2018年7月23日(月)18:15〜
□場所 東洋大学白山キャンパス 8305教室
(地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html
□要旨
本発表は、日本におけるロシア人移住者の住まいに着目し、住居自体やその中にあるモノの有り様を通じて移住者ライフを考える。住居のタイプについては主にオンライン調査で得たデータを用い、家の中や身の回りにあるモノについては現在進行中にある自宅訪問型のフィールドワークの成果を紹介する。その中で、インフォーマントの住まいにある家具や置物、小物等がロシア人移住者によりどのように語られ、移住者アイデンティティ構築やホスト社会との関係においてどのような役割を果たすか辿る。その一方で、研究者としての自己反省的なスタンスを保ちながら、モノが主体となって語るストーリーや、集団としてのロシア人移住者の住まいにて作り出されるパターンを模索する。モノが移住者の住まいの一部となるまでの過程にも注目し、日本のリサイクルショップの利用や移住者コミュニティ内のオンライン取引といった移住者による実践の位置づけを試みる。上述のように、本発表はモノの主体性を重視しながら、移住と物質性の相互関係の理解を展開することを課題とする。
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白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 山本 須美子 長津 一史 箕曲在弘 左地亮子 寺内大左
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