2020年度第1回白山人類学研究会(オンライン開催)
外から埋め込まれた「祭り」の実践とそこからはみ出た実践―地域国際芸術祭に関する観光人類学的研究―

山田香織さん(東洋大学・講師)

□日時 2020年10月12日(月)18:15〜
 今回も、webexmeetingsを利用してオンラインで開催します。
 参加ご希望の方は以下のフォームからご登録ください。
 例会前日に参加のためのwebexmeetingsのリンクをお送りします。
 https://forms.gle/QkQBARHJM5NjimKX8
 研究会開始の5〜10分前にログインしてください。

□要旨
 2010年頃より、3年ないし2年に一度開催されるアートフェスティバルが日本国内の過疎高齢化のすすむ中山間地域や離島で開催されている。これは、一流アーティストが手がけるサイト・スぺシフィックなアート作品を社会から「忘れ去られた」場所に設置し、作品鑑賞の機会を創出することで、ヒト・モノ・カネの移動を生じさせ、地域振興を促すことを意図した行政主導の事業である。主催者は経済効果や集客数、開催地にみられる新たな動きを根拠にこれに肯定的評価を下している。この事業に対しては学界・アート界からも熱いまなざしが注がれていて、多角的な議論や評価が展開されてきた。しかし、議論がしつくされたわけではない。たとえば会場となる地域の立場からこの事象にアプローチする議論においては、複数の会場・地域からなるひとつのアートフェスティバル(地方国際芸術祭)が一枚岩的に論じられることが少なくなかった。とりわけ、複数の会場のなかでも周縁的位置づけにある場所は等閑視されてきた。あるいは、芸術祭の運営からはみだすような実践はほとんど注目されることがなかった。
 こうした点をふまえつつ本発表では、四国・香川県で開催されている瀬戸内国際芸術祭の会場であるひとつの離島を例にとり、芸術祭の展開とこれにまつわるはみ出しながらおこなわれる実践に迫ってみたい。そして真正性の議論を補助線としながら、この「祭り」にたちあらわれる複層的な実践のありようについて考えてみたい。








白山人類学研究会世話人
代表:長津一史
運営委員:山本須美子 箕曲在弘 左地亮子 ゴロウィナ・クセーニャ 山田香織 寺内大左
お問い合わせは、研究会事務局hakusanjinrui=gmail.com(=を@にかえてください) まで。
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