2021年度第13回研究フォーラム(オンライン開催)
ヨーロッパの中国系新移民と次世代にみる社会統合


□日時:2021年10月23日(土)13:30〜17:00 (オンライン開催)

 zoomミーティングを利用してオンラインで開催します。
 参加ご希望の方は以下のフォームからご登録ください。
 研究フォーラムの前日に参加のためのzoomミーティングのリンクをお送りします。
 https://forms.gle/QVoFVgEejoiL1eMy9
 開始の5〜10分前にログインしてください。


□テーマ「ヨーロッパの中国系新移民と次世代にみる社会統合」

□趣旨

 中国から世界各地への移住は、1978年改革・開放以降の出国政策の緩和にともない増加した。これら「新移民」のヨーロッパへの流入も、中国経済活性化のためのアジアとヨーロッパを繋ぐ一帯一路構想と相まって著しく増加し、新たな研究対象として注目されている。そして、ヨーロッパ諸国の学校において中国系の子どもは存在感を増し、移民次世代の教育や社会統合の問題を考える上で重要な存在になっている。
 本フォーラムでは、第一にスペイン、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル5ヶ国における中国系移民の歴史的背景を踏まえ、新移民流入によって変化する中国系コミュニティの現状を各国における現地調査に基づいて明らかにする。第二に、新移民流入によって変化する次世代への教育の現状や抱える問題、社会統合のあり方について検討する。それによって、ヨーロッパの中国系新移民とその次世代をめぐる新たな局面を明らかにしたい。

□プログラム

13:30〜13:45 趣旨説明 山本須美子(東洋大学)

13:45〜14:10 発表@ 山本須美子
「スペインの中国系次世代にみる社会統合の特徴」

14:10〜14:35 発表A 田嶋淳子(法政大学)
「イタリアにおける中国系移住者の歴史と現状――移住第2世代を中心に」

14:35〜15:00 発表B 村上一基(東洋大学)
「フランスにおける中国系第2世代の統合とアイデンティティ――ルーツを探求する高学歴の若者に着目して」

(休憩)

15:10〜15:35 発表C 布川あゆみ(東京外国語大学)
「ドイツにおける中国系移民と社会統合――ベトナム系移民との比較から」

15:35〜16:00 発表D 王維(長崎大学)
「ポルトガル華人コミュニティとネットワーク――華人組織の役割を中心に」

16:00〜16:15 コメント 植村清加(東京国際大学)

16:15〜17:00 ディスカッション

※本フォーラムは、科研費基盤研究(B)(海外学術調査)「EU における中国系新移民の子どもにみるトランスナショナリズムに関する教育人類学的研究」(研究代表者:山本須美子、2017年度から2021年度)との共催です。



白山人類学研究会世話人
代表:長津一史
運営委員: 左地亮子 ゴロウィナ・クセーニヤ 山田香織 
波佐間逸博 田所聖志
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