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 2018年度第7回白山人類学研究会
〈学問〉とは何か? フィールドで考えたこと、教室で感じたこと

加藤剛さん (東洋大学客員研究員・京都大学名誉教授)
コメンテータ:倉沢愛子さん (慶應義塾大学名誉教授)

□日時 2019年1月28日(月)17:00〜20:00
□場所 東洋大学白山キャンパス 8305教室(8号館3階)
       (地下鉄東京メトロ本駒込駅、または都営地下鉄白山駅)
       http://www.toyo.ac.jp/ja-JP/about/access/hakusan/l        

□要旨
 〈学問〉とは何か?―学帽、マントに高下駄の旧制高等学校時代ならともかく現代の学生や研究者の間で、この問いが発せられることは滅多にないように思う。なにやら哲学的で難しそうだし、どう答えてよいかも分からない。勇気をもって口にしようものなら、「なにをいまさら」「そんなことも分からんのか」「なんとも青臭いことよ」、場合によっては「それを問うて何になる」と一蹴されそうだ。「さわらぬ神にたたりなし」である。しかし、なにかにつけ役に立つ研究が強調される今日、今一度この問いに立ち戻ることは大事だろう。
 難しい問いに直面した時、助けになるのが「比較」であり「歴史」である。まず最初に、〈勉強〉、コンピューター、AIなどとの対比で〈学問〉とは何かについて、そして人類史における〈学問〉の意味について考えたい。次いで「フィールドは〈学問〉の道場」をモットーに、「〈学問〉は生きもの」をテーマに、自分の研究キャリア、具体的にはインドネシア村落やマレーシア村落を中心に行なってきた己のフィールドワークを振り返る。教室もいわばフィールドであり、長く研究所にいたためキャリアは限られるが、若干なりとも教育についても触れてみたい。いわば加藤の〈学問〉実践の遍歴である。この50年で東南アジアといわず世界は大きく変化した。それと並行するように年を重ねてきた自分の研究関心はといえば、継続しているもの、どこかにいってしまったもの、新たに生れたものと様々である。最後に、現在の個人的研究関心の一端を紹介する。
 発表を通じて伝えたいメッセージは、「〈学問〉は時、所、職業を選ぶことなく、定年もない」ということ、〈勉強〉と違い「楽しくなければ〈学問〉ではない」ということである。


※終了後、白山近隣で懇親会を予定しております。



白山人類学研究会世話人
代表:松本 誠一
運営委員: 山本 須美子 長津 一史 箕曲 在弘 寺内 大左
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